みかんとオレンジとは味も見た目も違うから見分けがつくけど…
ポンカンとデコポンってどっちも「ポン」で、色も似てるけど何が違うの?
実はデコポンはポンカンの子供にあたるのです!!
そんなポンカン、デコポンの違いや特徴などについて詳しく解説していこうと思います。
みかんの種類
みかんやオレンジなど柑橘類には、変わった名前や人の名前がついた種類があります。
例えば、向山中生や日南など作るのに携わった人の名前や地名などがつけられています。
そして、デコポンはポンカンと清見オレンジという品種とを掛け合わせてできた「不知火」という品種のみかんなのです。
つまり、ポンカンとデコポンは親子の関係にあるということです。
また、ポンカンの「ポン」は、原産国であるインドのpoona(プーナ)という地名に由来しているそうですよ。
見分けるには?
デコポンには特徴的なヘタの部分の出っ張りがありますよね!
見分ける際の大きな違いはこの出っ張りになります。
また、味の違いについては、デコポンはポンカンと清見オレンジの良いとこどりをしてるので、より美味しいワンランク上の味と言えるのではないでしょうか
ここはぜひ食べ比べてみて味の違いを感じてみてください!
旬もポンカンは12月〜2月、デコポンは2月〜4月と両方の旬を入れ違いで長く楽しめるのでオススメです。
ポンカンについて
デコポンの親であるポンカンはとっても歴史の古い柑橘類なのです。
インド原産のポンカンは、唐の時代の中国に伝わり、18世紀には台湾に、そして日本では明治29年に台湾総督の大将が鹿児島に苗を持ち帰ったのが始まりと言われています。
それ以降ポンカンは鹿児島、宮崎、熊本、高知など温暖な気候のもとで多く栽培されるようになりました。
ポンカンはみかんよりも強い甘味があり、また香りがとても良いのが特徴です。
デコポンについて
ポンカンと清見オレンジを掛け合わせてできたのがポンカンなのですが、
実は、不知火という品種のうち「デコポン」という名前がついているのはほんの一部なのです。
デコポンは品種名「不知火」のうち、熊本県果実農業協同組合連合会が商標登録した商品で
糖度13度以上、クエン酸1%以下の果実だけ「デコポン」の名前で売ることができるのです。
ポンカンと清見オレンジの良いところを掛け合わせたデコポン(不知火)は、糖度がとても高くもちっとした食感、甘味と酸味の絶妙なバランスが特徴です。
デコポンだけじゃない!?不知火の別名
デコポンという名前は熊本産に限られていて、多くは「不知火」として売られています。
そして、この「不知火」はデコポンと同じようにまた別の名前も持っているのをご存知でしょうか?
静岡では「フジポン」、愛媛では「ヒメポン」、広島では「キヨポン」、徳島では「ポンダリン」という名前で商標登録されています。
聞いたことがある!私の地元にもあったんだ!という発見はあったでしょうか。
みなさんはポンカンとデコポンの違いについて理解できたでしょうか?
これからの時期美味しくなる、ビタミンや栄養たっぷりな柑橘を、
味の違いや、品種による特徴の違いなどに着目して、選んでみると楽しいのではないでしょうか
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