かぼすとすだちは色は一緒ですが、まず大きさが違います。
かぼすの方が大きくすだちの方が小さいです。
スーパーなどでよく目にするのはすだちの方が多いかもしれません。
かぼすやすだち、ライムの違いやおすすめの使い方など紹介していきます。
かぼすとすだちの違いと見分け方
かぼすとすだちはどちらも柑橘類で皮が同じ緑色なので、
違いを知っている方も少ないかもしれませんが早速見分け方を説明します。
・大きさ
かぼすはテニスボール位の大きさで、ずっしりしているのでみかんとあまり変わらないサイズです。
すだちはゴルフボール位の大きさのものが多く軽いのでまず大きさで判断できると思います。
・値段
どちらも1㎏1000円~2000円位で大きな差はないと思います。
かぼすは果汁が多いので果汁のみに加工されているものが多く、
すだちは生や冷凍などそのままの状態を維持したまま販売されていることが多いので、
スーパーなどでそのままの状態のものを見かけるのはすだちの方が多いかもしれませんね。
かぼすとは?
かぼすとはミカン科の香酸柑橘類に分類される果物です。
ゆずの近縁種でもあるかぼすの特徴を紹介していきます。
旬→8月~10月
秋ごろに多く出回り生産地では大分県が有名で国産かぼすの90%は大分県産です。
南の方の地域で多く生産されています。
特徴→香りはあまり強くないのですが、さっぱりさわやかな酸味が強めの柑橘系の味です。
果汁が多めで酸味もきいているので料理に使われることが多く、ポン酢やお酢の代わりに使ったりします。
かぼすの栄養値→ビタミンC、クエン酸、カリウム、ピネン、リモネン
クエン酸で疲労回復やむくみ予防、血行促進や筋肉痛改善などが期待できます。
すだちとは?
すだちもかぼすと同じくミカン科の香酸柑橘類に分類される果物です。
旬→8月~10月
すだちの旬もかぼすと同様で秋ごろに多く出回ります。
11月~2月も出回っていますが寒い時期のすだちは旬の頃よりも酸味が弱くなります。
生産地は90%以上が徳島県産です。
特徴→すだちはかぼすより爽やかな柑橘系な香りが特徴的です。
果汁はかぼすほど多くないですが香りが強いので、秋の食のアクセントに使われたり
ドリンクやアルコールなどに皮ごと入れて楽しむことが多いようです。
すだちの栄養値→ビタミンC、クエン酸、カリウム、βカロテン、ビタミンE、カルシウム、食物繊維、ポリフェノール
かぼすと同じように血行促進やむくみ予防が期待できますし、すだちにはポリフェノールも含まれるので、
肥満防止になり、ビタミンCの吸収を高めてくれる効果があるようです。
ライムとは?
ライムもミカン科の香酸柑橘類に分類される果物です。
旬→9月~12月(輸入品は1年中)
インドから東南アジアが原産地で中南米でも生産が盛んで大半がメキシコからの輸入品なので1年を通して購入できます。
国産ライムは愛媛県産や和歌山県産が多くなっています。
特徴→ライムは華やかな香りが特徴的で、レモンよりも一回り小さい黄緑色の時に収穫します。
料理に使うこともありますがお酒に使うことが多く、ジントニックやモスコミュールが有名ですね。
コレステロールを減らすのに効果的なビタミンEや
かぼすやすだちにも入ってるクエン酸によって疲労回復も同じように期待できます。
かぼすやすだち、ライムのおすすめの使い方
かぼすやすだち、ライムは料理の引き立て役にぴったりですが、
それぞれおすすめの活用法について紹介していきます。
・かぼす
かぼすは果汁が多いので絞った果汁をお酢の代わりにして酢の物や和え物にしたり、
しょうゆやポン酢と混ぜて鍋のつけだれにしたり、焼き魚の大根おろしにかけたり、
うどんやそうめん、そばなどにスライスしていれたりしても美味しいです。
基本的に和食に合います。
かぼすは市販でかぼすの果汁が売っているので手軽にチャレンジできますので是非!
・すだち
すだちもかぼすと同じように鍋ですだちポン酢にしたり、魚の塩焼きにかけたり、
ホイル焼きに絞ったりと同じように使うことが出来ます。
個人的には焼酎の炭酸割りにすだちを絞ってそのまま入れると、皮までもったいなくないですしおすすめです。
皮までもったいなくないですしとても美味しいのでおすすめです。
すだちも基本的に和食に合います。
注意してほしいのがかぼすよりもすだちの方が酸味が強いため、かけすぎには注意してください。
・ライム
かぼすやすだちは和風でしたが、ライムはトムヤンクンやグリーンカレー、
エスニック料理などアジアンテイストの香り付けにぴったりです。
まとめ
かぼすやすだち、ライムは同じミカン科の柑橘系で似ているので、
かぼすとすだちの見分け方や、それぞれのおすすめの使い方について紹介しました。
料理をする際や買い物の際にぜひ参考にしてください。
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